高知といえば海というイメージが強いですが、県土の84%が森林で占められており、森林率は全国第1位です。土佐藩の時代には輪伐制という持続可能な優れた林業政策がとられており、檜・杉が大阪や江戸に盛んに出荷されていました。
高知では木材の成育に適した温暖多湿の気候と、いごっそう気質の土佐人が育てた、良質の杉や檜が多く生産され、狂いの少ない木材として出荷されます。
50年、100年は持たしたい家のために手間をかけてこだわる、
それがいごっそうの気(木)です。
四万十の清流のみなもとに育つ四万十檜、今なお土佐の山深くに生育している魚梁瀬の千本杉、艶があり香り高いこれら土佐の木には厳しい自然に打ち勝ってきたいごっそうの魂がいっぱいつまっています。この魂をもった素材を全国に発信するためには、妥協を許さないいごっそうの気質が必要不可欠です。適材適所。私たちは木のおいたちを全て知っています。1本1本に愛着を持ち、こだわりながら材に命をふき込んでいきます。
ある材は構造材として架構をつくり家の命を守ります。又ある材は床材として、天井材として家族のやすらぎをつむぎ出していきます。厳しさとやさしさをかねそなえた材。
それが土佐の木です。
良い素材とすぐれた工法だけでは優れた家は出来ません。
人間は自然の中で本来の活力がつちかわれていくと確信し化学物質主体の新建材を排除し、自然材による家づくりをすすめています。
住む人、地域それぞれに合わせた素材とプランの組み合わせ、そしてすぐれた職人と新技術を駆使することにより、はじめて健康でやさしい家づくりが可能です。家づくりとはこのような素材により包み込まれた空間、すなわち「気」のスペースづくりに他なりません。あくまでも住み手が主役、作り手や素材は脇役にすぎません。
風の流れ、日ざしの動き、家族のかたらいをイメージし、あなただけの家づくりを考えています。そうだからこそ素材にこだわる。
これがいごっそうの心です。
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